疲労回復効果がある成分にクエン酸が挙げられますが、
ただクエン酸を摂取すれば疲労は回復するのか?
疑わしいですが、柑橘類だけで肉体疲労と精神的疲労に
平等に働きかけるとは考えにくいですね。
そのように言われてきた理由とクエン酸だけでは疲労は
回復できないという事実に至った経緯をご紹介します。
クエン酸には疲労回復効果があると言われていた理由
人間の味覚には甘味や塩味、苦味、酸味に加え辛味があります。
この五つの中で人が求めやすいのは酸味で、酸っぱいグレープフルーツや
レモンを想像することで唾液が分泌されやすい「その酸っぱさ」がクエン酸なのです。
疲れていると人は自然に酸っぱいフルーツを求めますが、クエン酸に
疲労効果があると言われていた当時は「体が求めるのだからきっと疲れを
解消する効果があるのだろう」と曖昧に考えていたのかもしれません。
油ものを食べた後でフルーツを摂取する事はコレステロールでドロドロに
なった血を血管内部からアンチエイジングする「抗酸化作用」を促しますが、
直接的に「ああ疲れが取れた」と言えるような効果はクエン酸だけではある
とは言いにくいです。
しかし、「血管を若返らす」という事はまわりまわれば体を内面から疲労
しにくい体つくりができるという事です。
断然的にクエン酸には疲れを取る効果がないとは言えません。
クエン酸の疲労回復効果は嘘だったのか?
直接クエン酸を摂取する事で疲れが取れる方法として
クエン酸+塩分の組み合わせつまり「梅干し」を食べたいと無性に
思う時どうしても糖分も一緒に摂取したいと思うものです。
なぜ人は空腹の時、梅干しの酸っぱさが効いたおにぎりを食べたいと思うのでしょう?
酸っぱさに塩分が加えられる事で、「食欲増進効果」により疲れの正体で
ある血中にある活性酸素を減らせることで肩こりや血の巡りをよくします。
要約すれば、クエン酸が疲労回復効果を発揮する場所は血管内なので
目に見えなくて当然なのです。
直接私たちが目にすることがないから「嘘じゃないのか」と思えますが
血中のコレステロール値がクエン酸の効果を裏付けています。
肉食だけに偏る人に比べ栄養面のバランスが保てる方は
コレステロール値が低いと同時に肥満への傾向は少ないそうです。
まとめ
クエン酸の働きは目に見えにくく「本当に効果があるのか?」と
疑う人も多いのが難点ですが血管内では素晴らしい働きを見せます。
クエン酸と資質の組み合わせの場合は、血管に抗酸化作用が働き
血管年齢を維持できるのです。