子供たち、大人たちが、クリスマスを毎年楽しみにしているのではないでしょうか?
子供たちは、サンタさんからのプレゼントを楽しみにし、恋人たちは、
綺麗なイルミネーションを見に行ったり、プレゼントを交換しあったり・・・
しかし、元はと言えばクリスマスはイエスキリストの誕生日。と言われていますし、
私も長らくそう思ってきました。
ところが…娘が通っているカトリック系幼稚園の牧師さんの話によると、
クリスマスは本当はイエスキリストの誕生日ではないそうなんです!
今回は、私が実際に牧師さんから聞いた話をご紹介します。
クリスマスの由来や語源とは?
イエス・キリストの誕生を祝う日は、なぜ「クリスマス」と呼ばれるのでしょうか?
Christ (キリスト)、mas (礼拝)が語源となっています。
みんなでイエス・キリストの誕生を祝うための祝日となっています。
しかし、イエス・キリストの誕生日は、10月1日、または2日、
9月15日だという説があり、本当のところ、12月25日がお誕生日というのは、
定かではありません。
なぜ、12月25日がクリスマスというのが、世の中に定着したかというと、
古代に「冬至の祭り」というものが存在したからなのです。
これは、当時のローマ帝国では秋から冬にかけての日照時間が短くなることを、
みんなが恐れていました。
なぜ恐れていたかというと、日照りが短いと死が近くなると思っていました。
しかし、当時を境に日照時間は次第に長くなってきます。
このことを、太陽の復活を祝う儀式として、「冬至祭り」が伝わりました。
これがクリスマスの素となっているのではないかと言われています。
でも、「冬至の祭りとイエス・キリストの誕生日にどういった関係性があるの?」
そう思いますよね?
それは、イエス・キリストは「世の光」と言われていたためです。
これがクリスマスの語源と由来になります。
クリスマスを日本で祝うのはなぜ?その歴史は?
今までのお話の中で、クリスマスは古代ローマの儀式とわかりましたが、
それがなぜ日本に伝わり、お祝いされるようになったのでしょうか?
そしていつから日本に伝わってきたのでしょうか?
歴史も加えつつお話ししたいと思います。
日本にクリスマスが伝わってきたのはいつ頃だと思いますか?
個人的には昭和に入ってからなどと思っていましたが、
ビックリすることに、戦国時代なんです。
今から約500年も前に日本にきたなんて、ビックリしますよね。
1552年フランシス=ザビエルが日本信徒を集めてミサを行ったことが、
日本での初めてのクリスマスと言われています。
その後、一旦キリスト教は日本で禁止されますが200年後に復活します。
明治時代には、クリスマスケーキのようなものも出てき始め、
プレゼントを贈る習慣も出てきました。
そして、昭和時代には「恋人たちのクリスマス」というような、
雑誌などで取り上げたりしていたために、今のようなクリスマスのような、
習慣が当たり前のようになっていったのです。
クリスマスツリーやリースに意味はある?
日本では11月の半ばくらいから、町中がクリスマス仕様になってきます。
個人宅でもリースを飾ったり、イルミネーションがキラキラと綺麗に見られますね。
そしてクリスマスの定番と言えばクリスマスツリーです。
でも、なぜツリーやリースを飾るのでしょうか。
まずはクリスマスツリーからお話していきます。
クリスマスツリーに使われる木は、「もみの木」というのは知っているかと思います。
そのもみの木は、極寒の雪景色でも緑色を失うことがありません。
そんなもみの木は、「永遠の命」の象徴と言われています。
もみの木は世界にいくつも生えているのですが、
1000年以上生えているものがほとんどです。
それはイエス・キリストが「神が与えた永遠の命」を象徴しているため、
クリスマスツリーを飾ります。
次にリースです。
リースは輪っかで、繋がっています。
「ずっと繋がっている=永遠」という意味になります。
そして、リースに使われる素材はクリスマスツリーと同様に常緑樹が多いです。
これは殺菌作用、抗菌作用があることから「魔除け」として使われています。
魔除けなので玄関に飾るんですね!
まとめ
ほとんどの方は、クリスマスの本当の意味を知らずに過ごしてきていると思います。
実際、私も物心ついたときから、「サンタさんの日」と思っていました。
この記事を見てクリスマスの事をもっと知って楽しんでもらいたいと思います。