にわか雨の別名は?意味や通り雨の違いを分かりやすく解説!

日々の暮らし

突然のにわか雨…洗濯物が濡れてしまう!

と焦って取り込んだなんてことありますよね。

「あぁ、にわか雨だったのか」

ということで、よくにわか雨という言葉を耳にすると思います。

にわか雨って他の言い方があるのをご存知でしょうか?

そして、なぜ、にわか雨が降るのか知っていますか?

そもそもにわか雨って何?って思う人もいると思います。

そんな、にわか雨と通り雨ってなにが違うのか、

どんな時に、にわか雨と通り雨って降るのかなど詳しく紹介していきます。

 

にわか雨の別名は?

あなたがよく耳にする、にわか雨には、別名があります。

それは、源氏物語に出てくる肘笠雨(ひじかさあめ、ひじがさあめ)です。

 

源氏物語中の

「ひぢかさあめとか降り来て、いとあはただしければ…」

と言う文です。

 

わかりやすく言うと、

「ひじかさ雨という、にわか雨が降ってきた。

とてもあわただしい雨だったが、

笠(かさ)がないので肘(ひじ)を笠のかわりにして雨をしのいだ。」

という意味になります。

 

源氏物語は、平安時代中期に成立した日本の長編物語です。

そんなに昔から、にわか雨(肘笠雨)って存在していたんですね。

雨に歴史があるなんてビックリですね!

そう考えると雨って面白いです。

 

にわか雨の意味は?

あなたはにわか雨って聞くとどんな雨を思い浮かべますか?

「にわか雨が降ってきたから雨宿りしてる」

とかってよく聞くと思います。

 

・午前中すごく天気が良くて、天気予報も傘は要らないと言っていたのに、

突然、大雨が降ってきた!

 

・突然のにわか雨で、自宅がすぐそこだからとビショビショになりながら帰ったけど、

すぐに雨が止んでしまいこんなことなら雨宿りすればよかった!

 

それが、にわか雨です。

にわか雨の意味ですが、にわかって漢字は(俄)と書きます。

「俄」の漢字の意味は、突然や急にといった意味がありますが、

一時的なという意味もあります。

 

「突然降り出した雨、急に降り出した雨が一時的に降った。」

 

こんな感じの雨がにわか雨です。

 

にわか雨と通り雨の違い

にわか雨と同じくらい通り雨ってよく耳にする言葉だと思います。

にわか雨と通り雨って言葉の違いだけで一緒だと思っていませんか?

実は少し違います。

にわか雨と通り雨は、驟雨「(しゅうう)積乱雲(入道雲)から降る雨」の一種です。

ちなみにゲリラ豪雨や夕立も驟雨の一種です。

 

積乱雲は、何らかの原因で発生する上昇気流によって雲が大きく発達していきます。

雲の高さは、10kmを超える高さにまで発達し、強い雨を降らします。

だから、にわか雨も通り雨も強い雨が降ります。

 

何が違うのか具体的に言うと、

にわか雨は、上記に書いたように突然降ってきてすぐに止みます。

そのあと雲は消えてしまうので降ることはありません。

 

しかし、通り雨は、雲が通り過ぎる所に雨を降らし移動していきます。

そのため、移動していく先に雨を降らし続けます。

完全に通り過ぎるまでは、降ったり、止んだりを繰り返します。

主婦としては通り雨は天敵ですね!(笑)

これがにわか雨と通り雨の違いです。

ほぼ一緒ですが簡単に言うと、

 

・雨が降ってすぐに止みその雨以降、降らなければにわか雨です。

 

・雨が降ってすぐに止むが、何回か降ったり止んだりを、繰り返すのが通り雨です。

 

まとめ

雨って色々な名前がついていますが降る時間帯や季節などによってもかわります。

雨の種類は約400種類以上もあるんですよ!

私はその中で両手で数えられるほどしか知りません…。

その中の1つとして、

夏の午後から夕方に降るにわか雨のことを夕立といいます。

同じにわか雨なのに夕立なんです。

雨って名前を知ればきっと嫌ではなくなるかもしれませんね!

 

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