古くなった油でもないのに泡が立つ！？
そんなことありませんか？
何度も使っているうちに油が古くなってきて泡が立ったり色が変色したりすることはあっても
新しいのに泡が立つのはなぜでしょう？
今回はそんな揚げ油のこと調べてみました！
新しい揚げ油を使った時に泡が出る原因
新しい揚げ油なのに泡が出るのにはいくつか原因が考えられます。
5つピックアップしてご紹介します！
ネタの水分による水蒸気が原因
実はネタに問題がある場合があります。
ネタの水分をしっかり取っていないと油が泡立つ可能性があります。
熱くなっている油に食材から出た水蒸気により泡立つ時があるんです。
また、ネタの水分もですがパン粉が乾燥してないと泡立ちやすくなることもありますよ。
しっかりとネタの水分を取ったり、パン粉が湿らないようにすると泡立ち防止になりますよ。
また一気に多くの食材を揚げると吹きこぼれる場合もありますから少しづつ揚げてくださいね。
少量の油で揚げている
少量の油で揚げると泡立つこともありますよ。
泡立ったら一度揚げ物を取り出し、
油を増やしてからしっかり加熱して揚げてみてください。
少量の油で揚げると下の方が焦げたり、べちゃっとしてしまいますから
「もったいないから・・・」といって油を少なめにすると
美味しく上がりませんから気を付けてくださいね！
卵が原因
トンカツなどを揚げるときに使う卵が原因の場合も考えられます。
これは卵の卵黄に含まれる「レシチン」という物質が溶け出し、
レシチンの量が多いと泡が発生しやすくなるんです。
油の泡立つ原因が卵かなと思ったら、新しい油を少し足してみてください。
泡立ちがすぐに抑えられますよ。
動物性の油が原因
魚のフライやトンカツなどの肉を揚げると消えにくい泡が発生しやすくなります
そんな時は卵の時のように新しい油を差し油してみてください。
泡が抑えられますよ！
使っている油がココナッツオイルの場合
ココナッツオイルで揚げ物をすると泡が出やすいんです。
でも、ココナッツオイルは劣化しにくい特徴があるので繰り返し何度でも使えます。
ですから、ココナッツオイルで揚げ物をして泡が
多くてもあまり心配しなくても大丈夫ですよ。
揚げ物をして泡が出たら梅干しを入れるといいって本当?
昔から「梅干しを揚げるときれいな油を保てる」と、誰にも聞いたのか・・・
そんな話聞いたことありませんか？
なんだって梅干し！？そう思うかもしれませんがちゃんと理由があります。
油は酸化しますよね、その予防のためにアルカリ性の梅干しを入れることにより、
油の劣化を防げるのだ・・・と、一般的に言われています。
半信半疑かもしれませんが、本当に梅干しを入れると油はきれいになるのです。
やり方はいたって簡単！揚げ物の時に、梅干しを２個ほど一緒に揚げるだけ。
揚げ物をすると段々と油は黒ずんできてしまいます。
そんな時に梅干しを一緒に揚げることにより、サラッとした油に保てますよ。
梅干し以外に揚げ油をきれいにする方法は？
梅干し以外にも揚げ油を綺麗にしてくれるものがあるのでご紹介していきます。
冷ご飯
揚げた直後の温度が高いうちに油の中に冷ご飯を細かくバラバラにして入れます。
次に、お箸でご飯粒をグルグル回すと冷やご飯が衣のカスやゴミを吸着してくれて
カスやゴミが綺麗に取れますよ！
ジャガイモの皮で油を綺麗にする
揚げ物をした後の油に２個分くらいのジャガイモの皮を5分くらい揚げるだけです。
ジャガイモの皮には食物繊維が多く含まれていて、
その食物繊維が古くなった油の酸化物を吸着して、
油をきれいにしてくれるのだとか！驚きですね。
片栗粉で油を綺麗に！
200ccの水に、大さじ３杯程度の片栗粉を入れて、
やや硬めの水溶き片栗粉を作ります。
次に、ボールなどの容器にキッチンペーパーを敷いて
そこに使用済みの油を入れます。ここに水溶き片栗粉を入れます！
しばらくすると、片栗粉と油が分離して、片栗粉が下に沈殿した状態になります。
油カスやゴミは片栗粉に吸収されて濾過されて綺麗な油が残るという訳です。
まとめ
新しい揚げ油でも泡が立つ理由ご紹介してきました。
水分だったり、食材だったり、量だったり・・
理由は様々でしたが、泡が立つのが古い油だけたと思っていましたが
違うんですね。揚げ油は使い捨ての方がいいのでしょうが
もったいないですから、私ももっぱら何回か使います。
梅干しや冷やご飯など、身近なものが油を綺麗にしてくれるのは
驚きですよね！簡単に油がきれいになるなら是非ともやってみる価値ありますよね！
きれいになった油で揚げた揚げ物は美味しいですものね。
