織姫と彦星の本当の話を保育園児や幼稚園児にもわかりやすく解説!

年中行事

昔から伝わる七夕まつり。短冊を作って飾り付けしたり、願い事したり

当日は晴れるかどうかドキドキしたり・・・保育園児や幼稚園児にとっては一大イベントですよね。

でも、きちんと織姫と彦星のお話を説明できますか?

あまり、難しくいっても理解できませんよね。まずは本当の織姫と彦星のお話を

もう一度思い出しながら作戦を練ってみましょう!

 

織姫と彦星の一般的なストーリーとは?

私たちが知っている織姫と彦星の物語はこうでしたね。

 

天帝(天の神様のトップ)の末娘の織姫は、とても働き者の娘で神様たちの衣を毎日織っていました。

天帝はそんな末娘のために良いお婿さんを見つけてあげようと!と考えました。

 

そんな時、天帝の目に留まったのが真面目で働き者の牛飼いの彦星(牽牛)でした。

そこで天帝は織姫と彦星を結婚させました。

 

ところが織姫と彦星は、結婚してからいつでも一緒にいたい思い

仕事をしなくなってしまいました。そんな日が続き、

神様たちは新しい衣がもらえなくなってしまいました。

 

また、牛たちの世話を彦星がしないためやせ細ってしまいました。

天帝がそれを見て怒り天の川をはさんで二人を引き離してしまいました。

 

二人は悲しみに暮れ、もう仕事どころではありません。

父親である天帝は、二人の姿を見かねて

「真面目に働くなら年に一度だけ会うことを許そう」と言ってくれました。

その1年に一度の日それが7月7日七夕の日なのです。

 

この織姫と彦星のお話、いったい私たちはどこで知ったのでしょうか?

娘と話したら記憶がないのです。テレビで?本で?

 

実は私も娘も同じ幼稚園を卒園したのですが

七夕の頃先生たちが劇で織姫と彦星のお話を演じてくれました。

幼稚園や保育園で先生が七夕のお話をしてくれて記憶していたんですね。

 

織姫と彦星の本当の話とは?

この日本での織姫と彦星のお話は日本でアレンジされたもので

発祥の地は中国なのです。本当のお話は・・・ちょっと違っています。

 

中国での七夕の話は?

七夕の話は実は中国が発症なのです。もしかして聞いたことがあるかもしれませんね。

 

牽牛(けんぎゅう・牛で生計をたてる人という意味)の若者がいました。

彼は、両親と死に別れて老牛と暮らしていました。

ある日その老牛が話し始めまたのです。

 

「この近くの池に7人の天女が水浴びに来ています。

天女たちが水に入ったすきにその衣を隠してしまいなさい。

そのあと衣を探しに来る娘が、あなたの妻となりますから。」

 

彼は気が進みませんでしたが、老牛のいうとおりに天女の衣を隠しました。

その後、老牛の言う通りめでたくその天女(織姫)と一緒に暮らすことになったのです。

二人の間には子供も生まれ幸せに暮らしていました。

 

時が過ぎ、とうとう老牛が死んでしまいます。

死に際に老牛は、「私が死んだら皮をはいでとっておいてください。

必ず役に立つ時がくるでしょうから。」と言い残したのです。

 

ある日、天からの使いが来て織姫はむりやり天に連れ戻されてしまいます。

牽牛は、連れ去れた織姫を思い悲しみに暮れました。

 

ある日、老牛が言っていたことを思い出します。

牽牛は老牛の皮を取り出しました。すると、不思議な事が起こったのです。

皮は老牛の姿になり「私にお乗りなさい」といい、牽牛は老牛にまたがって天に向かいます。

 

天に着いて、なんとか無事に織姫との再会できたのです。

ところが帰る途中、天帝の后(きさき)に見つかってしまいます。

二人は、天の川を境に引き離されてしまいました。

 

しかし、天帝が見かねて年に一度だけ再会を許されたのです。

それが7月7日で、中国の「五節句」の一つである「七夕節」になったそうです。

 

日本オリジナルの七夕も、中国の七夕も

最終的には織姫と彦星は離れ離れになってしまうんですね・・・切ないですね。。

 

織姫と彦星の星座はある?天の川はいつどの方角で見れる?

夜空を見上げると、織姫と彦星の悲しい恋の話を思い出しますよね。

こんなに知られている織姫と彦星の星座はあるのでしょうか?

 

七夕伝説由来の織姫星と彦星は本当に実在するのです。

 

織姫星→こと座一等星のベガ

彦星→わし座一等星のアルタイル

 

この二つに星座に、はくちょう座一等星デネブを加えて夏の大三角形といいます。

7月~9月の真東の夜空を見上げると、ひときわ強く輝くベガとアルタイルが見えるはずです。

 

ベガもアルタイルも太陽と同じように自分で輝く恒星です。

 

ベガは地球から25光年離れています。

大きさ→太陽の約2.7倍 

質量→太陽の2.5倍

表面温度は一万度

 

アルタイルは地球から17光年離れています。

大きさ→太陽の約1.6倍

質量→太陽の1.8倍

表面温度→約8千度

 

実際、織姫と彦星は約16光年も離れています。

(1光年が約9.5兆kmなので、すごく離れているということでね。)

天の川はもっと地球から遠くにあり、約2万光年向こうに流れています。

 

まとめ

織姫と彦星のお話をしてきましたが、保育園児にもわかりやすく伝えるには

やっぱり、本で事前にお話してあげて、七夕の頃に劇などで伝えると

よくわかりやすいですよね。

一般的な織姫と彦星のお話なら

もう知っている子もいるかもしれませんが、本当のお話も魅力的ですよね。

親と死に別れて一人で頑張って生きている彦星に

素敵な織姫がお嫁さんに来てくれるなんて!

老牛は彦星にとってどんな存在なんでしょうか!?

シンデレラの魔法使いみたいですよね。

二人つつましく幸せに暮らしていたのに、やはり織姫は天女ですから

地球では暮らせないのでしょうか・・・・かわいそうですよね。

そんなお話をしながらみんなで短冊へ願い事を書いて飾れば

自分の夢がはっきりして、きっと素敵な七夕祭りになりますよね。

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