2022年8月22日~28日の日程で、第27回世界バドミントン選手権2022が渋谷区の東京体育館で開催されました。
日本初開催となったバドミントンの世界選手権ですが、東京オリンピック バドミントン混合ダブルスで銅メダルを獲得した、渡辺勇大選手・東野有紗選手やバドミントン世界ランキング1位の山口茜選手などが出場することで注目度も高く、大きな盛り上がりを見せました。
そこで今回は、第27回世界バドミントン選手権の最終結果、出場日本人選手の結果、また来年度のBWFワールドツアーについてまとめてみました!
第27回世界バドミントン選手権2022の優勝者・優勝ペア
今大会では、女子シングルス世界ランキング1位で第1シードの山口茜選手が見事優勝を果たし、世界一の座をキープしました。
また、混合ダブルス第3シードの渡辺勇大選手・東野有紗選手は、決勝で惜しくも敗れてしまいましたが、東京オリンピックの銅メダルよりも一つ輝きが増した銀メダルを獲得しました。
4種目中2種目で日本人選手が決勝の舞台に立ち、日本のバドミントンが世界の強豪国になったことを証明した大会となりましたね。
男子シングルス決勝(※【】内はシード順位)
選手名 | 国籍 | スコア | 勝 | ||
ビクトル・アクセルセン[1] | デンマーク | 21 | 21 | 〇 | |
クンラブット・ビチットサーン[16] | タイ | 5 | 16 |
女子シングルス決勝(※【】内はシード順位)
選手名 | 国籍 | スコア | 勝 | ||
山口茜[1] | 日本 | 21 | 10 | 21 | 〇 |
チェン・ユーフェイ[4] | 中国 | 12 | 21 | 14 |
女子ダブルス決勝(※【】内はシード順位)
選手名 | 国籍 | スコア | 勝 | ||
チェン・チンチェン/ジア・イーファン[1] | 中国 | 22 | 21 | 〇 | |
キム・ソヨン/コン・ヒヨン[4] | 韓国 | 20 | 14 |
男子ダブルス決勝(※【】内はシード順位)
選手名 | 国籍 | スコア | 勝 | ||
モハマド・アッサン/ヘンドラ・セティアワン[3] | インドネシア | 19 | 14 | ||
エーロン・チア/ソー・ウォイイ[6] | マレーシア | 21 | 21 | 〇 |
混合ダブルス決勝(※【】内はシード順位)
選手名 | 国籍 | スコア | 勝 | ||
ジェン・スーウェイ/ファン・ヤーチョン[1] | 中国 | 21 | 21 | 〇 | |
渡辺勇大/東野有紗[3] | 日本 | 13 | 16 |
日本人出場選手の試合結果
男子シングル第2シードの桃田賢斗選手が2回戦敗退という番狂わせもありましたが、ベスト8、ベスト4まで進出した選手もいて、日本のバドミントンは世界のトップレベルにあると言えるのではないでしょうか。
日本人選手の活躍が日本国内でのバドミントン人気に比例すると思いますので、今大会をキッカケにバドミントン日本代表選手がこれまでに以上に注目されることは間違いありません!
男子シングルス(MS)出場選手
選手名 | 所属 | 結果 |
桃田賢斗 | NTT東日本 | 2回戦敗退 |
常山幹太 | トナミ運輸 | 初戦敗退 |
西本拳太 | ジェイテクト | 3回戦敗退 |
奈良岡功大 | IMG | 2回戦敗退 |
女子シングルス(WS)出場選手
選手名 | 所属 | 結果 |
山口茜 | 再春館製薬所 | 優勝 |
奥原希望 | 太陽ホールディングス | 2回戦敗退 |
髙橋沙也加 | BIPROGY | 3回戦敗退 |
大堀彩 | トナミ運輸 | 初戦敗退 |
男子ダブルス(MD)出場選手
選手名 | 所属 | 結果 |
保木卓朗/小林優吾 | トナミ運輸 | ベスト8 |
古賀輝/齋藤太一 | NTT東日本 | 3回戦敗退 |
竹内義憲/松居圭一郎 | 日立情報通信エンジニアリング | 2回戦敗退 |
岡村洋輝/小野寺雅之 | BIPROGY | 2回戦敗退 |
女子ダブルス(WD)出場選手
選手名 | 所属 | 結果 |
福島由紀/廣田彩花 | 丸杉 | 2回戦敗退 |
永原和可那/松本麻佑 | 北都銀行 | ベスト4 |
志田千陽/松山奈未 | 再春館製薬所 | ベスト8 |
中西貴/岩永鈴 | BIPROGY | 3回戦敗退 |
混合ダブルス(XD)出場選手
選手名 | 所属 | 結果 |
渡辺勇大/東野有紗 | BIPROGY | 準優勝 |
金子祐樹/松友美佐紀 | BIPROGY | 2回戦敗退 |
山下恭平/篠谷菜留 | NTT東日本 | ベスト16 |
緑川大輝/齋藤夏 | 早稲田大学4年 | 2回戦敗退 |
2023年BWF(世界バドミントン連盟)ワールドツアーの開催日程
今回日本初開催となったバドミントン世界選手権を見て、バドミントンに興味を持った方、バドミントン日本代表選手のファンになった方も多いのではないでしょうか。
そんな皆様へ、2023年度のBWFワールドツアーの日程をご紹介します!日本での開催は、2023年7月25日~30日に東京で開催されるジャパンオープンと、11月14日~19日に熊本で開催されるジャパンマスターズの2大会となります。
日程 | 大会名 | 開催都市 | レベル |
1月10~15日 | マレーシアオープン | クアラルンプール | S1000 |
1月17~22日 | インドオープン | デリー | S750 |
1月24~29日 | インドネシアマスターズ | ジャカルタ | S500 |
1月31~2月5日 | タイマスターズ | バンコク | S300 |
3月7~12日 | ドイツオープン | ミュンヘン | S300 |
3月14~19日 | 全英オープン | バーミンガム | S1000 |
3月21~26日 | スイスオープン | バーゼル | S300 |
3月28~4月2日 | スペインマスターズ | マドリッド | S300 |
4月4~9日 | オルレアンマスターズ | オルレアン | S300 |
4月25~30日 | 大陸別選手権 | 各大陸 | - |
5月23~28日 | マレーシアマスターズ | クアラルンプール | S500 |
5月30~6月4日 | タイオープン | バンコク | S500 |
6月6~11日 | シンガポールオープン | シンガポール | S750 |
6月13~18日 | インドネシアオープン | ジャカルタ | S1000 |
6月20~25日 | 台北オープン | 台北 | S300 |
7月4~9日 | カナダオープン | カルガリー | S500 |
7月11~16日 | USオープン | フリスコ | S300 |
7月18~23日 | 韓国オープン | ソウル | S500 |
7月25~30日 | ジャパンオープン | 東京 | S750 |
8月1~6日 | オーストラリアオープン | シドニー | S500 |
8月8~13日 | ニュージーランドオープン | オークランド | S300 |
8月20~27日 | 世界選手権 | コペンハーゲン | - |
9月5~10日 | 中国オープン | 常州 | S1000 |
9月12~17日 | 香港オープン | 香港 | S500 |
10月10~15日 | フィンランドオープン | ヴァンター | S500 |
10月17~22日 | デンマークオープン | オーデンセ | S750 |
10月24~29日 | フランスオープン | パリ | S750 |
10月31~11月5日 | ハイロオープン | ザールブリュッケン | S300 |
11月7~12日 | 韓国マスターズ | 光州広域市 | S300 |
11月14~19日 | ジャパンマスターズ | 熊本 | S500 |
11月21~26日 | 中国マスターズ | 深圳 | S750 |
11月28~12月3日 | シド・モディ国際 | ラックナウ | S300 |
12月13~17日 | ワールドツアーファイナルズ | 未定 | - |
まとめ
今回は、2022年8月22日~28日の日程で日本初開催となった第27回世界バドミントン選手権2022の最終結果、出場日本人選手の結果、また来年度のBWFワールドツアーについてまとめてみました。
バドミントン世界選手権の直後に大阪で開催されたダイハツ・ヨネックスジャパンオープン2022バドミントン選手権大会では、男子シングルスの西本拳太選手と女子シングルスの山口茜選手が優勝。また混合ダブルス出場の渡辺勇大選手/東野有紗選手が準優勝を収めました。
これまでラケットスポーツだとテニスや卓球の話題が多い印象でしたが、今後は日本国内でバドミントンが注目される機会が増えそうですね。バドミントン日本代表選手の国際大会での活躍をこれからも楽しみにしています!