2022年10月6日にメジャーリーグ(MLB)で歴史的な記録が達成されました!
ロサンゼルス・エンゼルスに所属する大谷翔平選手が投手の規定投球回数に到達し、投打共にWでの規定到達を達成、昨年のリーグMVPに続いて歴史に名を刻みました。本塁打王などと比べると地味に見える記録かもしれませんが、投打ともに1年間試合に出続けたということで非常に評価の高い記録です。
ニュースで連日大谷選手の話題を耳にするので最近の様子はご存知の方も多いと思いますが、メジャー挑戦前、もっと言えば高校時代をご存知ない方も少なくないと思います。
そこで今回は、今さら聞けない大谷翔平選手のプロフィールや達成した記録についてまとめていきます!
大谷翔平選手の生い立ち
大谷翔平選手は、1994年7月5日に岩手県水沢市(現奥州市)に、父親は社会人野球、母親はバドミントンの選手というスポーツマン家庭の三男として誕生しました。
中学生まで
小学校3年生の時に「水沢リトル」で野球を始めます。大谷翔平選手は、この頃から身長も高く、同級生と比べると頭ひとつ抜けていたようで、その身長から繰り出すボールでリトルリーグでは、6回17奪三振を奪う試合があるなど大活躍。
中学校の「一関リトルシニア」では、全国大会にも出場しました。
大谷翔平選手の経歴
花巻東高校時代(2010年~2012年)
高校は、大谷翔平選手が中学3年生の時に春のセンバツ、夏の甲子園に出場した花巻東高校のエース・菊池雄星選手(現トロント・ブルージェイズ)に憧れ、同校へ入学。「日本一になる」「日本人最速となる160kmを記録する」「ドラフトで菊池雄星を越える8球団から1位指名を受ける選手になる」ことを目標に掲げ、練習に励みました。
1年生の夏から4番ライトで試合に出場し、秋からはエースとなります。
2年生の春には、最速151キロを記録。「みちのくのダルビッシュ」として注目を集めます。エースで4番として出場した春のセンバツでは、初戦で大阪桐蔭高校と対戦。相手のエース藤浪晋太郎選手(元阪神タイガース)から本塁打も放ちましたが、最終的に8回2/3を11奪三振11四死球で9失点(自責5)で敗退しました。
3年生の夏には、アマチュア選手として史上最速の161キロを記録します。しかし、決勝戦で盛岡大附属高校に敗れ、結局甲子園出場は2年生春、3年生春の2大会の出場のみでした。
運命のドラフト会議
大谷翔平選手は、ドラフト会議前に日本の球団だけでなく、メジャー球団のスカウトとも面談。当初は日本のプロ野球を経由せず、メジャーリーグへの挑戦を表明していました。しかし、北海道日本ハムファイターズが強行指名をし、4回にもわたる入団交渉の末、同球団への入団が決定しました。
プロ野球:日本ハムファイターズ時代(2013年〜2017年)
2012年ドラフト1位で北海道日本ハムファイターズから指名され、投手と野手の「二刀流」の選手として、試合に出場しました。
2014年には11勝、10本塁打で日本プロ野球(NPB)史上初となる「2桁勝利・2桁本塁打」を達成。
2016年には、NPB史上初となる投手と指名打者の両部門でベストナインのダブル受賞に加え、リーグMVPに選出されました。さらに球速165km/hを記録し、日本人最速投手となりました。
2017年には、NPB史上66年ぶりの4番投手として出場しました。
MLB:ロサンゼルス・エンゼルス時代(2018年〜現在)
2017年オフに「ポスティングシステム」で、MLBのロサンゼルス・エンゼルスに移籍を果たした大谷翔平選手。
2018年から投打にわたって活躍し、日本人史上4人目の新人王を受賞しました。
その後も世界を驚かし続け、2021年シーズンでは、2001年のイチローさん以来となる日本人史上2人目(アジア人史上でも2人目)のシーズンMVPとシルバースラッガー賞を受賞しました。
そして、2022年にはベーブ・ルース選手以来約104年ぶりの、二桁勝利・二桁本塁打を達成。10月5日には、近代MLB史上初、投手打者の両方で規定回に達しました。
世界に認めらた、オータニサン
野球以外でも様々な方向で認められ、2021年9月にタイム誌による「世界で最も影響力のある100人」 の「アイコン(象徴)」のカテゴリーでヘンリー王子&メーガン妃、女優のブリトニー・スピアーズらと共に選出され、さらには12月にはAP通信の年間最優秀男性アスリート賞を受賞しました。
まとめ
今回は、今更聞けない大谷翔平選手の生い立ち、経歴をまとめてきました。プロ入り後に達成してきた偉業は、今回ご紹介した以外にも非常に多く、MLB移籍後は歴史上の人物とも思われるようなベーブ・ルース選手と比較されるような活躍を見せてくれています。大谷翔平選手の活躍をリアルタイムで見ることができること自体が幸せなことですよね。
達成している記録だけでなくプレー以外にも、ヒーローインタビューで見せるお茶目な姿も大谷選手の人気の一つです。これからも歴史を作り続けていくであろう大谷翔平選手の活躍から目が離せませんね!