あの「ドーハの悲劇」の舞台!W杯開催のカタールってどんな国?

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あの「ドーハの悲劇」の舞台!W杯開催のカタールってどんな国?

中東で初開催となる、2022年サッカーワールドカップカタール大会。今週末にいよいよ開幕しますが、史上初の冬開催でカタールという地理的特徴が大会開催にも影響を与えています。

また、日本代表にとって、カタールの首都・ドーハは「ドーハの悲劇」を生んだ因縁の地。過去にW杯出場を逃したというネガティブなイメージを解消するためにも、まずはグループリーグを突破して目標のベスト8に入ってもらいたいですよね。

そこで今回は、「ドーハの悲劇」の舞台であり、2022年ワールドカップの舞台でもある「カタール」という国について調査、まとめていきます。

「ドーハの悲劇」とは?

まずは、「ドーハの悲劇」についておさらいです。1994年に開催されたアメリカワールドカップのアジア最終予選で、日本は初のワールドカップ本戦出場に王手をかけていました。しかし、ドーハで行われたイラクとの最終節で試合終了間際まで2-1でリードしていながら、ロスタイムに同点ゴールを入れられ、一転して予選敗退してしまいました。

この試合のことを、悲しみを持って「ドーハの悲劇」という通称がつけられました。

カタールはどんな国?

面積11,427平方キロメートル(秋田県よりもやや狭い面積に相当)
人口約293万人(2021年 外国人居住者を含む)
首都ドーハ
通貨カタール・リヤル (QR)(QAR)
公用語アラビア語
日本との時差−6時間

カタールは、中東・西アジアにあるアラビア半島の国です。

乾燥した砂漠とペルシャ湾沿岸にビーチや砂丘のある長い海岸線があり、首都・ドーハもこの海岸線上にあります。ドーハは、超高層ビルや古代イスラムのデザインをもとにした近代的な建築物(石灰岩造りのイスラム美術館など)で知られる都市です。

面積は、日本の秋田県よりもやや狭い小さな半島の国です。周囲はペルシャ湾に面しており、南はサウジアラビアと国境を接しています。ペルシャ湾を挟んで北西はバーレーンに、北はイラン、東はアラブ首長国連邦(UAE)に向かい合っています。

カタールの気候

ドーハの気候は、夏は長く多湿でうだるように暑く、冬は快適で乾燥状態・風が強く・ほぼ晴れという「砂漠気候」です。年間降水量は約100ミリと量が非常に少ないのも特徴です。

気温は、年間を通して14℃~42℃に変化し、一年でもっとも暑い6月〜7月は平均最高気温が40℃にまで達します。一方で、最も寒い1月でも平均最低気温は13℃ということもあり、選手の体調面に配慮した結果、サッカーワールドカップが11月開幕となりました。

カタールの経済

石油と天然ガスに依存する経済体制で、輸出の大半が石油・天然ガスおよびその関連製品で占められています。2021年の国内総生産(GDP)は約1,796億ドル、一人当たりGDPは6万1,000ドル、一人当たり国民総所得(GNI)は9万2,100ドルです。一時は一人当たりGDPで世界一となったことから「世界でもっとも裕福な国」と呼ばれたこともあります。

その豊富なオイルマネーにより、所得税がかからず、さらには医療費、電気代、電話代、教育費が無料で、大学を卒業すると一定の土地を無償で借りることができ、10年後には自分のものになるという制度もあります。

ちなみに、W杯誘致が決まってからの11年間でインフラ整備に少なくとも2,290億ドル(南アフリカは33億ドル、ブラジルは116億ドル)と巨額な投資をしました。

インフラ投資でコンパクトな大会に

2,290億ドルという巨額な投資で、スタジアムだけでなく、空港や地下鉄、水道も整備されました。これにより外国人観光客の受け入れも水などの不安もなく行うことができ、地下鉄で移動できる範囲にスタジアムが設置されているため、午前・午後で1日に2試合観戦することも可能なほど、コンパクトな大会となりました。

最後に

「ドーハの悲劇」の舞台となった、カタールのドーハで開催される2022ワールドカップカタール大会。日本とカタールの時差は−6時間で、日本での試合観戦をするには良い時間でのキックオフとなります。

森保一監督率いる日本代表が目標のベスト8以上を達成できるよう、現地・カタールからも日本からも声援を送り、悲劇を払拭できるように日本一丸となって応援していきましょう!

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