今年もやって来る、梅雨。雨続きで気温も高く、ジメジメ蒸し暑い…何かと気分が上がらない季節ですよね。でも、梅雨だからこそできる掃除ポイントがあることをご存知ですか?年末の大掃除から半年が経過し、家にも汚れが溜まり始めている梅雨の時期。雨の日のおうち時間を思い切り活用して、スッキリ快適な夏を過ごしましょう!
梅雨こそ大掃除の季節!?その理由とは
雨でおうち時間が多くなる
梅雨は、雨が多いことから自然と家にいる頻度も多くなりますね。そんな日だからこそ、大掃除で気分をスッキリさせませんか?ソファでダラダラ過ごすのも良いですが、ジメジメしたこの時期に家がキレイになると、梅雨の憂鬱な気分も晴れやかになりますよ。
湿気が多く汚れが落ちやすい
寒い季節は、油汚れなども固まってしまい落ちにくいですよね。梅雨の時期は、気温が高いだけでなくたっぷりの湿気が作用して、あらゆる汚れが落としやすい環境になるのです。湿気は、カビの胞子が飛散するのも抑えてくれますから、より清潔な状態で掃除を進めることができるでしょう。
ダニは梅雨明けに発生しやすい
ダニは、梅雨が終わるころに大量発生すると言われています。特に布団は、いつも清潔に気持ちよく使いたいですよね。クリーナーや乾燥機を活用して、梅雨の時期にダニ対策を行っておきましょう!晴れた日には、窓や押し入れをこまめに開けて換気をしてくださいね。
梅雨にやりたい!カビ 掃除のテク
畳のカビ 掃除は拭き掃除で解決
畳はカビが生えやすい材質でありながら、濡らすことができず、掃除の仕方に困ってしまいますよね。畳にカビが生えてしまうのは、換気が足りていないことが大きな原因なのだそう。パストリーゼなど、70%以上の濃度の高いアルコール除菌スプレーを布に染み込ませ、念入りに拭いていきましょう!
壁のカビ 掃除は歯ブラシを使おう
壁に生えてしまったカビには、アルコールスプレーを吹きかけ、溝を歯ブラシでゴシゴシこすっていきましょう。その後乾拭きをすればスッキリ!カビは、50℃以上の熱で死滅していきますから、乾拭きの代わりにドライヤーの熱で温めるのもおすすめですよ。
床のカビ 掃除は使う洗剤に注意
床のカビ 掃除も、まずはアルコールスプレーを吹きかけて掃除をします。それでも落とせない場合は、ウタマロクリーナーなどの洗剤で拭いてみましょう。この時、漂白剤やクエン酸などを使ってしまうと、木の天然材質を変色させてしまう恐れがあるので、要注意です。
布に生えたカビは材質をチェック
洋服やソファカバーなど、洗える素材であれば、色落ちしない酸素系漂白剤を使いましょう。ドラッグストアなどで気軽に買えるもので言うと、ワイドハイターなどですね。40~50℃のお湯を使うことで、酸素系漂白剤の効果がより発揮されますよ。ソファ自体に生えてしまっているカビは、洗うことが難しいですね。その場合にも、まずはアルコールスプレー。それでも拭き取れないときは、酸素系漂白剤を布に染み込ませ、拭いていきましょう。このとき、ゴシゴシ拭くのではなく、叩くようにすると素材を傷つけずに落とすことができますよ。最後は水拭きをして、漂白剤を綺麗に取り除いてくださいね。
浴室のカビ 掃除は冷水シャワーで
浴室は特に気温が高く、カビが繁殖しやすい場所ですね。浴室のカビを予防するには、毎回の入浴後にする”ある事”がポイント。まず浴室じゅうに温水シャワーをかけて、石鹸や皮脂汚れを洗い流します。そのあと冷水シャワーで、浴室内の温度を下げるのです。仕上げは、水切りワイパーや雑巾で水分をしっかりと拭き取れば、カビの発生率を下げることができますよ。
窓枠のカビ 掃除はホコリをなくすこと
窓枠には、どうしてもホコリが溜まりやすくなりますよね。結露と合わさったホコリは、カビにとって栄養の宝庫!こまめに拭き掃除をして清潔に保ち、アルコールスプレーを吹きかけておけば、カビを予防することができます。
梅雨のカビは健康被害も
カビは温度が25~30℃、湿度が60℃以上の環境で発生するといわれています。空気が乾燥する冬場よりも、ジメジメとした梅雨の時期に大量発生するのです。カビは、シックハウス症候群を引き起こす要因にもなるといわれています。カビが発生した場所の近くにいるだけで、知らないうちにカビの胞子を吸い込み、アレルギー症状を引き起こしてしまうのです。これは喘息や鼻炎、皮膚炎など、あらゆる病気の原因になることも。小さな子どもや高齢者など、免疫が弱い人ほど重症化するリスクが高いのです。
まとめ
梅雨は、ジメジメして気分も落ちてしまいがちですよね。そんな憂鬱ムードを逆手にとり、重い腰を上げて掃除にチャレンジしてみませんか?梅雨の期間中、そして梅雨が終わってからも繁殖するダニやカビを効果的に防いて、より快適な夏を楽しむことができるでしょう。近所で手軽に買えるものや、家にあるもので簡単にできるお掃除テクをご紹介しました。この梅雨に、ぜひ試してみてくださいね!