毎年多くの視聴者に愛されるNHKの大河ドラマ。大河ドラマと一口に言っても、特別人気のある作品などもありますよ。
今回は歴代作品でも「面白い!」という呼び声が高かった大河ドラマを紹介します!
独眼竜政宗
最初に紹介するのは、1987年放送の第25作「独眼竜政宗」です。仙台藩62万石の礎を一代で築いた奥州の戦国武将、伊達政宗の生涯を描いた一作で、主人公、伊達政宗を演じたのは渡辺謙さんでした。また、豊臣秀吉役を勝新太郎さんが演じた点も注目ポイント。岩下志麻さん、西郷輝彦さん、三浦友和さんなど、他にも豪華キャストが集いました。
視聴率という点ではこの独眼竜政宗が歴代トップ。平均視聴率は39.7%を記録しましたよ。
真田丸
続いて、2016年放送の第55作「真田丸」を紹介します。近年の人気ランキングでは上位に入ることも多い真田丸。大坂の陣で天下人、徳川家康に対抗し、後世に「日ノ本一の兵」と称えられた「真田幸村」こと真田源次郎信繁を主人公に据えた作品です。主人公、真田信繁を演じたのは堺雅人さん。その名演は高く評価されています。また、大泉洋さん、内野聖陽さん、長澤まさみさんなどの豪華キャストが脇を固めましたよ。
龍馬伝
続いて紹介するのは、2010年放送の第49作「龍馬伝」。1968年の「竜馬がゆく」以来40年以上振りの、日本史におけるスーパースター、坂本龍馬を主人公とした作品で、気の弱い少年だった坂本龍馬が成長し、日本国の為に事を為していくその様を描いた物語となっています。主人公、坂本龍馬を演じたのは福山雅治さん。また、坂本龍馬の少年期を演じたのは、当時は子役だった濱田龍臣さんですよ。他にも香川照之さん、寺島しのぶさん、上川達也さん、佐藤健さんといった面々が出演しました。
新選組!
お次は、2004年放送の第43作「新選組!」の紹介です。題材となったのは京都守護職下の警備組織、新選組。中でもその局長である近藤勇を主人公とし、「近藤勇の人生における重要な49日」を取り上げ、その一日一日を一話で構成するスタンスを取りました。主人公、近藤勇を演じたのは香取慎吾さん、また土方歳三を山本耕史さんが、沖田総司を藤原竜也さんが演じるなど、今もなお活躍を続ける名俳優たちが若くして新選組の主要人物を演じたのが特徴です。
2006年には続編となるスペシャルドラマ「新選組!!土方歳三 最期の一日」が放送。大河ドラマとしては異例の続編放送であり、その人気の高さが伺えるエピソードです。
篤姫
女性主人公の大河ドラマの中で高い支持を集めているのは、2008年放送の第47作「篤姫」です。江戸幕府第13代将軍・徳川家定の正室である「篤姫」こと天璋院を主人公とした作品で、鎖国状態の日本が諸外国からの脅威に晒されていた江戸時代末期に、自分にとっての家族である大奥の女性たちを最後まで守り抜き、一途に平和を願い続けた篤姫の活躍を描きました。主人公、篤姫を務めたのは、大河ドラマ史上最年少主演(放送開始時22歳1ヶ月7日)となった宮崎あおいさん。第二の主人公とも言える小松帯刀役を瑛太さんが、篤姫の夫である徳川家定役を堺雅人さんが演じました。
鎌倉殿の13人
2022年に放送された第61作、鎌倉殿の13人も非常に高い評価を集めました。鎌倉幕府二代執権、北条義時を主人公に、源頼朝の挙兵から承久の乱までの40年以上にわたる時代の変遷と、その中で繰り広げられる権力の座を巡る駆け引きを描いた物語、というのが鎌倉殿の13人 あらすじ。主人公、北条義時を演じた小栗旬さんの名演や、源頼朝を演じた大泉洋さんの怪演が話題になりました。SNS全盛の現代の中で、コメディ要素を交えながらの徹底的に無情、陰惨な粛清劇となった本作はSNSでも放送の度に大きな盛り上がりを見せました。
最後に
今回は面白いという呼び声高い大河ドラマについて紹介しました。
60作以上の歴史を誇る大河ドラマ。これからもどのような作品が世に送り出されるのか、楽しみですね!