「敷居が高い」の誤用例は?本当の意味や間違って使われやすい日本語まとめ

「敷居が高い」の誤用例は?本当の意味や間違って使われやすい日本語まとめ コラム

「敷居が高い」という日本語が誤用されていることをご存知ですか?「敷居が高い」は、私たちが思っている意味と本来の使い方が異なっているんです。この記事では「敷居が高い」の誤用例をはじめ、間違って使われている意外な日本語をまとめてみます。普段何気なく使っているあの日本語も、もしかすると誤用しているかもしれません。正しく使えるよう、チェックしましょう!

「敷居が高い」の誤用例は?

「敷居が高い」は、誤用されやすい日本語の1つです。「敷居が高い」を、以下の意味で使ってはいませんか?

  • 高級そうだから行きにくい
  • 自分は場違いだから行きにくい

たとえばお金持ちの友人の家にお呼ばれした際、またおしゃれなバーに行こうと誘われた際「敷居が高い」と言っていたら…それは間違った使い方なんです!正しい使い方を見てみましょう。

「敷居が高い」はこう使う!

「敷居が高い」を使うときには「自分に負い目がある」「相手に不義理をはたらいてしまった」という条件が必要です。

つまり、相手に失礼をはたらいてしまったことがあるので「行きづらい」という意味になるのですね。例文を見てみましょう。

  • ずっと連絡を取っていなかったので、彼の家を訪問するのは敷居が高い
  • 取引先の名前を間違って呼んでしまったので、訪問するのは敷居が高い

いかがでしょうか?「敷居が高い」の誤用例とはまったく違う意味を持っていますね。

どちらの意味も正しいという見解も

NHKによると「敷居が高い」の誤用例でもある「近寄りにくい」という意味でも、間違いではないという見解があるそうです。古いデータだと、1960年代にはそのような意味で使う人がいたという記録が残されているのだとか!たとえば、以下の例文がみられたそうですよ。

  • お役所は敷居が高い
  • 銀行は敷居が高くて入りづらい

昔の人も意味をはき違えて使っていたのですね。

他にもある!誤用されやすい日本語まとめ

「敷居が高い」が誤用されているように、ほかにも間違って使われることの多い日本語があります。これを機に正しい知識をつけておけば、明日から正しく美しい言葉遣いができるようになるかもしれません。

日本語間違った意味本来の意味
破天荒型破り、豪快、大胆など前例のないことをする 誰もできなかったことをする
姑息卑怯間に合わせ その場しのぎ
失笑呆れて笑う バカにして笑う思わずふき出して笑う
煮詰まる考えがそれ以上浮かばない議論や意見が出尽くして結論の出る状態になる (結論が出る寸前に用いる)
潮時物事を終わらせるべきタイミング(ネガティブな意味)一番いいタイミング 物事を行うのに最もいい時期
おもむろにふいに、突然に落ち着いて、ゆっくりと
役不足役に対して自分の力が不足している自分の力に対して役が不足している
性癖性的嗜好人間の癖、行動の傾向 (「性」という漢字を性的だと勘違いし使われている)
はかどる完成度を上げるため手を抜かずに取り組む何かに強く思い入れたり、執着したりする
あわやもう少しで、あと一歩で危うく

まとめ

いかがでしたでしょうか?「敷居が高い」の誤用例が多いように、ほかにも間違って使われている日本語がありましたね。普段何気なく使っている日本語はありましたか?これを機に正しい意味や使い方を知り、さっそく明日から会社や学校での会話で用いてみてはいかがでしょうか?正しい日本語を知っていると、それだけで実直で信頼性が上がるような気がしますね!美しい言葉遣いを学び、よりコミュニケーションを楽しみましょう!

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