お金や土地のやりとりを楽しむボードゲーム「モノポリー」は、世界中で長年愛されている名作です。しかし、意外とルールが曖昧なままプレイしている人も多いのではないでしょうか?
この記事では、モノポリーの正しい遊び方や基本ルールをわかりやすく解説します。戦略性や交渉術が光るモノポリーの奥深い魅力を見つけましょう。
モノポリーとは?その魅力と基本ルール
モノポリーは、20世紀初頭のアメリカで誕生した不動産取引がテーマのボードゲームです。プレイヤーはダイスを振ってコマを進め、土地を購入して家やホテルを建て、他のプレイヤーからレンタル料を得て資産を増やしていきます。英語で「モノポリー(Monopoly)」の意味は「独占」。その名の通り、財産を独占したプレイヤーが最終的に勝利するというゲームです。
現在は世界100か国以上で販売され、累計2億5千万個以上が売れていると言われる大ヒットゲーム。大人から子どもまで楽しめるモノポリーは、幅広い層の間で楽しめるゲームとして注目されています。
モノポリーのルールと遊び方の流れ
基本的なモノポリーのルールと遊び方の手順を紹介していきます。
ゲームの準備
モノポリーのゲーム開始前に各プレイヤーは最初に$1,500を受け取り、GOマスにコマを置きます。「チャンス」と「共同基金」のカードをボード上にセットして準備完了です。
ダイスを振って進む
手番では2個のダイスを振り、出た目の合計だけ自分のコマを進めます。止まったマスで土地の購入やレンタル料の支払い、カードの引きなどのアクションを行います。
ゾロ目が出た場合は再度手番がもらえますが、3回連続ゾロ目を出すと刑務所に入らなければなりません。
土地の購入と競売
誰も所有していない土地に止まった場合、購入することができます。購入しなかった場合は競売にかけられ、全員がオークション形式で競り合うことになります。
他プレイヤーの土地に止まった場合
他人が所有している土地に止まると、その土地のレンタル料を支払わなければなりません。同じ色の土地をすべて所有している場合は、レンタル料が倍になります。
チャンスカードと共同基金カード
チャンスマスや共同基金マスに止まった場合は、対応するカードを1枚引いて指示に従います。カードにはお金の受け取り、支払い、刑務所行きなどさまざまなイベントが書かれています。
刑務所ルール
モノポリーで刑務所マスに止まり、カードの指示、ゾロ目3連続で刑務所に入ります。出る方法は次の4つです。
- $50を支払って出る
- ゾロ目を出して出る(3回までチャレンジ可能)
- 3回目でゾロ目が出なければ$50を支払って出る
- 「刑務所から出られるカード」を使用する
家とホテルの建設
同じ色の土地をすべて所有すると、家の建設が可能になります。1マスずつ平均的に建てるのがルールで、最大で4軒の家を建てたあと、ホテルにアップグレードできます。建設によりレンタル料が跳ね上がり、収益が大幅に増える仕組みです。
プレイヤー間の交渉
モノポリーの醍醐味のひとつがプレイヤー間の交渉です。土地や鉄道、公共事業、現金、「刑務所から出られるカード」などを使って自由に交渉できます。ただし、家やホテルは交渉に使えません。建物のある土地を交渉する場合は、まず銀行に売却する必要があります。
お金が足りない場合
支払いができない場合は、次の方法で資金を確保します。
- 家やホテルを銀行に半額で売る
- 土地を抵当に入れる(レンタル料は受け取れない)
- 借金を返済するには抵当価格+10%を支払う必要があります
破産とゲームの終了
家を売っても抵当に入れても支払いができない場合は破産です。破産したプレイヤーの資産は、他のプレイヤーまたは銀行に渡されます。最後の1人になるまでゲームを続け、破産せずに残ったプレイヤーがモノポリーの勝者です。
まとめ
モノポリーは「土地の売買」「資産の管理」「交渉」など、現実の経済活動を模した要素が満載のボードゲームです。モノポリー ルールを正しく理解することで、より本格的な戦略プレイが楽しめます。家族や友人とわいわい楽しめるだけでなく、論理的思考や交渉術の練習にも最適。まだ遊んだことがない人も、ぜひ一度モノポリーに挑戦してみてはいかがでしょうか?