「云々」という言葉聞いたことありますよね。
読み方は「うんぬん」です。間違っても「でんでん」ではありません。
今回は「云々」の意味や使い方を子どもでもわかるように簡単に解説します!
「云々」(うんぬん)の意味とは?
[名](スル)《「うんうん」の連声 (れんじょう) 》1 引用した文や語句のあとを省略するときに、以下略の意で、その末尾に添える語。「この件について法的に問題がある云云との指摘があった」2 あれこれ批評すること。とやかく言うこと。口をはさむこと。「軽々しく云云すべき事柄ではない」3 言うに言われない事柄・事情。「被告玉との間に、何か―のあったには」〈木下尚江・良人の自白〉4 (「…と云々」の形で)…という話である。…ということである。文末を間接話法で結ぶのに用いる語。 出典:デジタル大辞泉(小学館)
このようにいろいろな意味があります。
一般的なのは一番はじめの「引用した文や語句のあとを省略する時に使う」
ではないでしょうか。
私は話し言葉で使うことはあまりありませんが、一般的にもよく使われる言葉ですね。
「云々」の使い方や例文は?
よく聞かれる使い方の例文をあげますね。
・「実力云々だとか〜」
これも省略の意味ですね。「実力がどうこうというより〜」というような意味で使われます。これは話し言葉でも使いますね!
・「終わったことに云々言っていても仕方ない」
これは「とやかく口をはさむ、批評する」という意味で使われます。
・「云々かんぬん〜」
これも「とやかく口をはさむ、批評する」という意味ですね。
こう見てみると、「云々」という言葉は否定的な印象を受けます。
なんだか面倒くさいというか、そんな感じですね。
「云々」をなぜ「でんでん」と読む人がいるのか?
これはただ単に間違えただけだと思われます。
「云」という字は「伝」という字に似ていますよね。
そこから考えると、パッと見た時に見間違えることはあるかもしれないなと思いました。
云々の語源は?
ちなみに「云々」の語源を説明しますね。
「云」という字は、「雲がたちのぼる様子」を表す字でした。
そこから、人が言葉を使うと口から雲のように物事が立ち上る、という意味で「云」という字に「言う」という意味が加わっていきました。
そして「云」は「言う」という意味で使われることになっていったようです。
まとめ
「云々」の読み方は「うんぬん」。
意味は、言葉を省略したり、とやかく口をはさむということが一般的です。
間違えて「でんでん」と呼んでしまうと恥ずかしいので、気をつけましょうね。
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