伝授の類語や対義語は?由来や意味・使い方まで紹介!

日々の暮らし

「伝授する」という言葉は聞いた事があると思いますが日頃はあまり使いませんよね。

よく「奥儀を伝授する」という使い方をしますよね。

ちょっと使いづらい気もしますね。

そこで、「伝授」の意味や使い方などご紹介していきますね。

 

「伝授」の類語・対義語

類義語

  • 「授ける」 さずける

自分の中にある能力を相手に伝える

師がその力を認めた弟子に知識や技を教え与える

  • 「仕付ける」 しつける

礼儀・作法を教えて身に付けさせる

  • 「叩き込む」 たたきこむ

厳しく教えてしっかり覚えさせる

  • 「諭す」 さとす

目下のものに物事の道理をわかりやすく説いて悪い点を改めるように言って聞かせる

  • 手解き てほどき

学問・技術などの初歩を教えること

 

どれも基本、自身の知識や技術などを弟子や目下のものに対して教え伝えるといいった意味合いがあります。

 

対義語

「伝受」 でんじゅ
ん?一見同じ言葉?同じ意味のように見えますが
反対の意味を持った、「伝え受けること。伝授してもらうこと」という意味なのです。

「書き間違い?」と思い違いしてしまうくらい
似ているので知っていないと意味を間違えてしまいそうですよね。

なんと!「伝授」 でんじゅ と読み方も一緒なので
とても紛らわしい反対語なのです。

とは言え、この言葉は最近ではあまり使われませんから日常ではあまり使われませんよね。

 

「伝授」の由来や意味

「伝授」の意味は

伝え教えること。特に、秘伝・秘法などを師から弟子に伝え授けること。

また、その教授した内容のことを指します。

中世までは、伝え受けることを「伝授」というのに対して、

伝え授けることは「相伝」いいました。

後者を「伝授」というのは、比較的新しい言い回しなのです。

 

また、学芸などの奥儀・秘伝を伝え授けることとされます。

意味は今まで伝えられてきた技術や知識等を

後の世代に受け継がせるために教伝える。

若い世代に伝えていく・・・そういう意味合いですね。

 

「伝授」の使い方

「後の世代に受け継がせるために教伝える。」

「秘密にしている大切な内容や事柄を伝え授けると。」
という意味あいから例文としては

「営業の伝家の宝刀を後輩に伝授する」
「ワカサギ釣りのコツを伝授する」

「洗濯のプロが伝授!ダウンコートの洗い方」

「そばのプロおいしい手打ち伝授します!」
「プロが伝授!おいしい黒豆の煮方」

 

などなど、一番初めの例文は固めではありますが

その他は結構見かけますよね。「プロが伝授!」なんて聞くと

特別な秘伝を教え伝える・・・そういったニュアンスで現在では使われていることが

多いようですね。なんか見てみたくなりますものね。

 

まとめ

本当の意味からだと奥ゆかしい印象で恐れ多いい・・・

私はそんな印象ですが、現在では、堅苦しい使い方より

目を引く見出しなどによく使われていますよね。

「○○伝授します!」というフレーズはよく目にします。

 

本来の意味は秘伝・秘法などを師から弟子に伝え授けること・・・

ですから、伝授するにも伝授されるのもそれ相当の覚悟やら意思の強さを感じます。

しかし、現在では以外にも教える方が

「伝授します!」と宣伝文句に使われることが多くなっているような・・

言葉は時代とともに変化する・・・といったところでしょうか?

他にも本来の意味とは少し違う方向で使われている場合もあります。

しかし、本来の意味をしっかり知ったうえで使わないと

なんだか違和感さえ覚えることも多々あります。

きちんと本来の意味を知ったうえで日常的に使われている意味を考えることが大事でしょう。

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