突然ですが、私の大好物はカルボナーラです。
こだわりのレシピで、この間もカルボナーラを作ろうと生クリームのパックを開けたらびっくり。
滑らかなクリームが出てくると思ったら、全然出てこない。
なんと生クリームが中で固まっていました。
買ったばかりなので古いわけでもないはずだし、匂いも変なところはありません。
それではなぜ生クリームは固まっていたのでしょうか?
その時は動揺して生クリームを捨ててしまいましたが、後から調べると、実は固まった生クリームは元に戻すことができるんです!
今回は、そんな固まってしまった生クリームを戻す方法についてご紹介します。
固まった生クリームを元に戻す方法!
いざ使おうと思った時に、生クリームが固まってしまっているとびっくりしますよね。
思わず変質してしまったのか、食べても大丈夫なのか心配になります。
固まってしまった生クリームは果たして元に戻るのでしょうか?
安心して大丈夫です!
固まった生クリームは簡単に元の滑らかな状態に戻すことができます。
必要なものは、なんと牛乳だけです。
まずは、生クリームをしっかり冷やしましょう。
その上で、生クリームを冷やしながら牛乳をほんの少量加えます
生クリーム1パックに対して牛乳は大さじ一杯程度が目安です。
ここでポイントなのが、牛乳を加えたら優しく静かに混ぜることです。
イメージとしては、生クリームに加えた牛乳を優しくなじませる様な感覚です。
これだけで、生クリームの固まりが溶けて滑らかな状態に戻ります。
固まりが戻りにくいのであれば、少しずつ牛乳を足していってください。
ちなみに、もし牛乳がない場合は、ヨーグルトでも代用できますよ。
生クリームが固まる理由とは?振動?
生クリームは簡単に元の状態に戻すことができました。
では、なぜ生クリームは固まってしまうのでしょうか。
ここでは、生クリームが固まる原理についてご紹介します。
まず、生クリームは乳脂肪を多く含んでいますが、この脂肪分が生クリームが固まる大きな原因です。
生クリームは一見滑らかなのですが、実は脂肪分がたくさんの小さな塊になって液体の中に浮いているという状態になっています。
生クリームに振動を与えると、この脂肪のかたまり同士がぶつかることで合体していきます。
振動を与え続けた結果として、脂肪分がどんどんくっついて大きな固まりになってしまったということだったんですね。
実は、泡立て器で混ぜることでホイップクリームが作れるのもこの性質を利用したものなんですよ!
泡立て器で生クリームを混ぜると、振動があたえられたことで生クリームの乳脂肪の固まりができはじめます。
同時に、脂肪の中に空気が良い具合に混ざることで、網目状のネットワークができます。
そのため、ふわふわのホイップクリームができるんですね。
気をつけなくてはいけないのは、生クリームが固まるにはもう一つのパターンがあります。
それは、生クリームが腐敗している場合です。
ちょうどチーズが出来るような感覚ですが、生クリームが腐敗している場合は表面にカビが見えたり、酸っぱい様な異臭がします。
もし使いかけであったり、新品でも常温で置いてしまった生クリームが固まっていたという場合にはしっかり臭いをチェックして、腐敗していないか確認してみてください。
生クリームを液体のまま冷凍すると分離するって本当?上手な使い方は?
まとめ
ケーキなどのお菓子作りだけでなく、さまざまなお料理や飲み物の材料に使われる生クリームは、とてもコクがあって美味しいですよね。
この様によく使われる生クリームですが、実はかなりデリケートな食材で、保管する温度だけでなく振動にも気を使わなくてはいけなかったのですね。
今回は、固まってしまった生クリームを戻す方法をご紹介しました。
もし生クリームが固まってしまっても、綺麗に元の滑らかな状態に戻すことができますので、ご紹介した方法を参考にぜひトライしてみてくださいね。