『土を喰らう十二か月』主演・沢田研二ってどんな人?若い頃は?

『土を喰らう十二か月』主演・沢田研二ってどんな人?若い頃は? 日々の暮らし
『土を喰らう十二か月』主演・沢田研二ってどんな人?若い頃は?

2022年11月に公開される、長野の山奥で四季折々の食材を料理しながら生活する作家の日常を描いた映画『土を喰らう十二か月』。

食欲の秋”でより胃袋が刺激されるこの映画で、落ち着いた白髪の初老男性を演じている主演の沢田研二さんですが、若い頃は「ジュリー」として一世を風靡した昭和の大スターだったことはご存じでしょうか?

今回は、昔も今も変わらず魅力的な沢田研二さんに迫っていきましょう!

沢田研二のプロフィールと生い立ち

それでは、沢田研二さんのプロフィールを見ていきましょう。

  • 本名:澤田研二
  • 愛称:ジュリー
  • 生年月日:1948年6月25日
  • 出身地:京都府京都市(出生は鳥取県鳥取市)
  • 身長:171㎝
  • 事務所:ココロ・コーポレーション

俳優を目指していた父のもと、次男として生まれた研二さん。3歳まで両親の出身地・鳥取で暮らしますが、一戸建ての購入をきっかけに京都に引っ越します。

幼い頃はプロ野球選手に憧れ、中学時代は野球部のキャプテンも務めました。中学・高校時代は少々ヤンチャだったこともあり、ケンカに明け暮れていたことも。地元では“ケンカのサワケン”として有名でした。

沢田研二の経歴・エピソード

グループサウンズ(GS)全盛期に京都のダンス喫茶でバイトをしていた研二さんは、スカウトされてGSの世界へと足を踏み入れます。1967年にはGSグループ「ザ・タイガーズ」のリードボーカルとして華々しいデビューを飾りました。

ここからは、沢田研二さんの簡単な経歴やエピソードをご紹介します!

ザ・タイガーズ時代(1967年~1971年)

「ザ・タイガース」はアイドル的な存在として、女性から絶大な人気を誇りました。中でも中性的な美しさで色気の漂う研二さんに人気が集中。合宿所に押し寄せるファンたちの勢いが凄まじすぎて機動隊が出動したり、コンサート中に指をさされた女性が失神するという伝説も。

タイガースはメンバー同士愛称で呼び合うのですが、この時の愛称「ジュリー」が世間に浸透します。ちなみに「ジュリー」は、研二さんが映画『サウンド・オブ・ミュージック』主演のジュリー・アンドリュースのファンだったことから命名されました。

ソロ時代(1971年~1985年)

1971年にタイガースが解散。同年、研二さんはシングル「君をのせて」でソロデビューを果たしました。その後、出すレコードは軒並みオリコン1位を獲得し、1975年の「勝手にしやがれ」では日本レコード大賞、日本歌謡大賞を受賞。海外進出も果たし、フランスのゴールドディスク賞も受賞しました。

なめらかな歌声で人々を魅了するだけではなく、「TOKIO」での電飾スーツにパラシュート、「さよならをいう気もない」の金色キャミソール、「カサブランカダンディ」では口からウイスキーを吹き出すなど、奇抜な演出でも大いに話題となったソロ時代の研二さん。

保守的な考えが残る70~80年代に、女性のようなメイクやカラコンを使用するなど時代の一歩先を突っ走っていた研二さんは「元祖ビジュアル系」とも言われています。大人の色気、個性的な歌声、奇抜なファッションは令和の今も新鮮でワクワクします。

プライベートでは、2度の結婚

女性から絶大な人気を誇っていた研二さんですが、これまでに2度結婚されています。一度目の結婚は、双子デュオ「ザ・ピーナッツ」の伊藤エミさんと。1975年人気絶頂期に比叡山延暦寺で挙式し、一男を儲けています。7歳年上の姉さん女房として研二さんを支えていた伊藤さんでしたが、1987年に研二さんの不倫が発覚し離婚。

研二さんは映画での共演がきっかけで急接近した不倫相手の女優・田中裕子さんと2度目の結婚をします。この略奪婚で研二さんが伊藤さんに支払った慰謝料は18億円とも言われており、この離婚劇は世間から非難されました。しかし、現在研二さんと田中さんはおしどり夫婦としてお互いに活躍されています。運命の相手だったのかもしれませんね。

役者としても活躍

歌手活動だけではなく、俳優としても活躍していた研二さん。1979年『太陽を盗んだ男』では、原子爆弾を作る男を演じ報知映画賞主演男優賞を受賞。1981年『魔界転生』では、天草四郎役を演じ、持ち前の妖艶なルックスが最大限に生かされる形となりました。

その後は巨匠から新人監督まで、自身が面白いと感じる映像作品に多数出演。コロナで急逝した盟友・志村けんさんが主演を務める予定だった2021年『キネマの神様』では、志村さんの代役として出演し、話題となりました。

まとめ

今回は、一世を風靡した昭和の大スター・沢田研二さんに迫ってみました。2022年11月11日(金)から公開の映画『土を喰らう十二か月』では、料理上手な初老の作家を演じます。

すっかり貫禄が出て、とても素敵な年齢の重ね方をされている研二さん。沢田研二 若い頃の妖艶さとはまた違った、大人の落ち着いた渋い魅力が堪能できるのではないでしょうか。

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